縦横比(アスペクト比)別で見るそれぞれの印象と活用法(3:2・4:3・16:9・5:5・縦長)

こんにちは。
スタントダイアリーのスタントです。

 

今日は、写真の比率(アスペクト比)についてお話したいと思います。

皆さんは何かしらのイメージ写真や説明写真を挿入する際に「どのような比率で見せるのがベスト」なのかを考えたことがありますか?

恥ずかしながら私は「縦」か「横」かくらいであとはテンプレ任せ。
比率についてあまり深く考えていませんでした。
ですので、この機会にもう少し深く考えてみました。

 

今回の記事はこのような人におすすめです。

  • 何を基準に比率を決めていいかわからない
  • 用途に応じて比率を使い分けられない
  • いつもなんとく比率を決めてしまっている

 

 

では、代表的な比率を中心に意味や効果を説明していきたい思います。

写真比率3:2

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写真3:2の例

普段、私たちが見ている「景色」に最も近い比率です。

【ポイント】

  • どんな場面でも違和感がなく収まるので安定感のある比率。
  • 人間の視覚に最も近い比率なので写真全体の印象をそのまま伝えたい場合はこの比率がおすすめ。

【主な利用シーン】

  • 不動産関連の施工事例や会社の外観など情景含めをそのまま伝いたい場合。
参考サイト

www.7ura.jp

 

写真比率4:3

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写真4:3の例

被写体を縦横均等に収めることが構図です。

【ポイント】

  • 3:2よりも横幅が狭いので不要な要素を除外できる。
  • 左右の狭くなることで空間が均等に近くなり主役の被写体がある場合3:2より強調しやすい。

【主な利用シーン】

  • 商品写真など被写体を強調したい場合。
  • 情景写真でも被写体に明確に主張したい場合。
参考サイト

www.sukusukuball.jp

 

写真比率16:9

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写真16:9の例

ワイドに情景を映し出せる構図。

【ポイント】

  • 縦幅が狭くなることで余計な情報が減り被写体が強調される。
  • 映画のスクリーンを見ているようなダイナミックな印象に。
  • 要素がすくないと単調で物寂しくなる場合がある。

【主な利用シーン】

  • 壮大さやストーリー性を出したいキービジュアル。
  • 風景などダイナミックに表現したい場合。
  • 文字が入る前提のバナーなど。
参考サイト

www.hochiki.co.jp

 

写真比率5:5

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写真5:5の例

インスタグラムなどでも採用されている比率。
3:2を「日常の情景」とするなら5:5(スクエア型)は「非日常」を感じさせて構図と言ってもいいかもしれません。

【ポイント】

  • 縦横の概念がなく均等な空間を作れるため、主役の被写体を強調して写すことに向いている。
  • 被写体を真ん中におく「日の丸構図」とも相性が良い。
  • 情景写真でも被写体の明確な主張は4:3よりも更に強い。
  • 様々な要素を入れ込むのは苦手な構図。

【主な利用シーン】

  • イメージを重視して伝えたい場合。
参考サイト

tsubametaxi-yamato.com

 

縦写真

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縦写真の例

通常人間が見ている景色と違う切り取り方なので「新鮮な視点」を与えられる構図。

【ポイント】

  • 横の要素を制限することで被写体を際立たせる。
  • 被写体の個性を強め新鮮な印象を与えられる。

【主な利用シーン】

  • 人材紹介などで人の個性を強調したい場合。
  • 非日常的な印象を与え新鮮な感覚で見てもらいたい場合。
参考サイト

recruit.livesense.co.jp

 

まとめ

それぞれの比率の印象や効果を知っておくと、考える基準の1つになるので無駄な選択や思考をしなくてよくなるなと感じました。

 

また、様々なデザインを見て勉強する際もこういった視点で比率を見てみるとより質の高い考察ができ「写真の見せ方」「伝え方」も一緒に勉強することができますね!

 

それでは、また!